昨季大失速の交流戦で躍進 今年のDeNAはなぜ勝てるのか?

新助っ人も躍進の立役者に

 戦い方を熟知した“交流戦男”に引っ張られるように、山口が12日のオリックス戦で5安打完封。5日のロッテ戦に続き、28歳のエースは2戦連続シャットアウトの快投を演じた。

 5月の快進撃を支えた2年目の石田とルーキー・今永にやや疲れが見え始めた中、2戦2勝で計4勝している右腕2人の働きが作用しているのは、間違いない。

 一方で打線にも躍進の立役者がいる。新助っ人のエリアンが、その一人だろう。

 5月に加入した両打ちのドミニカンは1日から1軍に合流。当初はブランクもあったが、5日のロッテ戦で来日16打席目で初安打を放つと、その試合で一気に3安打3打点の大暴れだ。

 11、12日のオリックス戦では2試合連続タイムリー。勝負強い打撃だけでなく、好機でバントを試み、守備では二塁、三塁をこなすなど、献身的なプレーでチームに貢献する。昨オフに加入したロマックの不振により緊急補強した新助っ人が、チームを活性化させている。

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