マ軍監督が絶賛、42歳イチローの年齢について語ることは「意味がない」

敵地遠征で17打数8安打1四球と活躍、「彼の年齢について話したいと思わない」

 マーリンズのイチロー外野手は12日(日本時間13日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に代打で登場し、四球を選んだ。2試合連続ヒットはならず、メジャー通算2974安打で3000安打へ「26」、日米通算4252安打でピート・ローズの歴代最多安打4256本までは「4」のまま。しかし、ツインズ、ダイヤモンドバックスと続いた敵地遠征では17打数8安打1四球の打率.471と好調を維持している。

 地元紙「サン・センチネル」では、ローズの最多安打記録に迫るイチローの特集記事を組んでおり、その中で、ドン・マッティングリー監督は「この時点で年齢というものは全く重要ではない」などと今季好調の背番号51を絶賛している。

 イチローは今季打率.336。規定打席に達していないが、チーム最高の成績だ。出塁率は.394で、これはクリスチャン・イエリッチ外野手の.408に続く2位。守備ではファインプレーでスタジアムを沸騰させ、果敢に盗塁を狙うスピードも健在だ。

「最近は、彼の年齢について話したいと思わないんだ。なぜなら、何の重要性もないからだ。意味がないんだ。彼は30歳だとしても優秀だからね。彼が何歳であろうが、いい守備をしている。盗塁もできる。ヒットも打てる。チームのためにビッグヒットも打ってくれる。出塁もしている。3つの外野のポジションをこなせる。どこでも巧みにこなせる。だから、私にとって、この時点で年齢ということは全く重要ではない。彼は他の選手の仕事をこなすことができる。そして、より優秀にね」

 記事の中で、マッティングリー監督は絶好調のイチローについてこう語っている。51番が活躍するたびに、指揮官にはメジャー最年長野手、そして、年齢が42歳であることについての質問が寄せられるが、このコメントからは、その問いに完全に辟易している様子が伺える。

 年齢を超越した鉄人は、現時点でも多くのメジャーリーガーよりも優秀であると指揮官は絶賛している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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