イチロー4試合ぶり先発出場 指揮官も期待「チームで最適なリードオフマン」

不振スタントンに1日休養&好調イチローのバットに期待

 メジャー通算2974安打で、3000本安打まで26本に迫ったマーリンズのイチロー外野手が、13日(日本時間14日)の敵地パドレス戦に「1番・右翼」で先発することになった。日米通算では4252安打で、ピート・ローズの歴代最多安打4256本まで残り4本。今季2度記録している1試合4安打ともなれば、今日一気にローズに追いつく可能性も出てきた。

 マーリンズのマッティングリー監督は、この日のイチロー先発起用について「(打撃不振の)スタントンに1日休みを与えたかった。彼はとてもフラストレーションを溜めている。試合に出続けていると打撃修正が難しい場合もあるから、一度休みを入れて取り組みたいことに専念させたい」と説明。その上で、イチローを1番に起用することで「打線の起爆剤になってほしい」と期待し、好調イチローと不調スタントン、両者の状況を考え合わせた結果であることを明かした。

 現在、マーリンズは不動の1番打者だったディー・ゴードンが禁止薬物使用の処罰として、80試合の出場停止処分中だ。取材陣から「ディーがいない今、このチームで最適な1番打者はイチローか?」と質問されたマッティングリー監督は「その通り」と返答しながらも、「ただウチには3人の素晴らしい外野手がいるから……」とイチローを毎日起用できないもどかしさをにじませた。

 注目の一戦でマーリンズ先発を務めるのは、元中日のチェン・ウェイン投手。対するパドレスは、2年目で期待の若手コリン・レイとなっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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