イチロー、最多ローズについに王手も…中嶋氏との再会に「1番びっくり」

今季4度目の“猛打賞”で日米通算4255安打も…試合後は走塁と守備を振り返る

 マーリンズのイチロー外野手は13日(日本時間14日)、敵地でのパドレス戦に「1番・ライト」で4試合ぶりに先発出場し、今季4度目の“猛打賞”で日米通算4255安打とした。3回に1イニング2安打を放つと、8回にも左前打を放ち、ピート・ローズの歴代最多安打4256本にいよいよ王手。メジャー通算では2977安打として、3000安打へ残り23本とした。

 4打数3安打2四球の5出塁で、1打点3得点に美技も見せる大暴れだったイチローだが、試合後は昨季、日本ハムで現役を引退した元チームメートで、現在はパドレスにコーチとして派遣されている中嶋聡氏との再会を「一番びっくりした」と振り返った。

 イチローは初回に相手先発レイから四球を選んで出塁し、ボーアのタイムリーで二塁から先制のホームを踏むと、同点となった3回は鮮やかなライナーで左前打。プラドの勝ち越し2ランで再び生還した。この回、マーリンズが猛攻を見せたため、2死三塁のチャンスで再びイチローに打席が回ると、今度はスプリットをセンター方向へ転がす遊撃内野安打。1イニング2本目のヒットとなるタイムリーとした。

 5回1死三塁では再び四球を選び、イエリッチのタイムリーでこの試合3度目の生還。6回の第5打席は中飛に終わったが、8回1死一塁の第6打席は三塁線を破る左前打で、ついにローズに王手をかけた。

 ただ、試合後のイチローは打撃については語らず。まずは、初回にボーアのタイムリーで二塁から一気に生還した場面について。最後はキャッチャーのタッチをかいくぐるような形でスライディングしながら、巧みに左手でホームベースをタッチしたが「キャッチャーの動きを見ながらですね」と淡々と振り返った。三塁を回る際にスピードを緩めなかったことについても「僕それしか出来ないもん。どうやって緩めるのか分からない」とこともなげに振り返った。

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