母国台湾からの注目度も急上昇の西武・呉念庭、今後の伸びしろに期待

台湾で異例の盛り上がり、注目度高まる呉念庭

「近くて遠い国」ならぬ、「近くて近い国」と言えば、親日国としても知られる台湾。日本から飛行機で約3~4時間ほどのところにあり、双方を行き来する観光客も増加傾向にある。

 パ・リーグとしてもこの台湾からの観光客誘致に積極的で、今年1月にはパ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング(PLM)がFOXスポーツ台湾と2016年シーズンからの3年間に渡る放映権契約を締結。従来の年間約160試合から、年間260試合以上までに増え、1週間あたり10試合以上がライブ放送されている。

 ここまで密接な関係となったのは、台湾出身の日本ハム・陽岱鋼選手の活躍などが一つの要因として挙げられる。その陽岱鋼をはじめ、現在台湾出身の選手はパ・リーグ6球団のうち5球団に、計7選手(育成選手含む)が在籍。台湾の野球ファン、そして台湾メディアによる日本プロ野球への注目度はこれまで以上に高まってきている状況だ。

 中でも、西武には合計3選手が在籍中。2015年に台湾から直接日本プロ野球へ入団した郭俊麟投手、MLBでの実績もあるC.C.リー投手、そして昨年のドラフトで7位指名を受けて第一工業大から入団した呉念庭選手だ。

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