イチロー代理人、3000安打も「通過するだけの数字」 現役「あと10年かも」

3000安打も「野球をプレーすることの一部にすぎない」、将来的な監督は…

 同氏は日米合算による最多安打更新について「彼はとてつもない数の安打を生み出してきた。そのことについて、何か言われるべきではない。この安打はプロレベルで生まれたのだから。私たちは彼の功績を素直に祝福するべきだ。そしてここアメリカでこの短期間で3000安打を達成したという事実だけでも、信じられない功績。彼は安打を積み重ね続ける」と称賛。一方で「彼はこの後、3000本という記録を(自分のキャリアに)加えるだけ。3000本という数字は素晴らしい節目(マイルストーン)だが、それを達成したからといって、彼がプレーをやめるわけではない。その数字は野球をプレーすることの一部にすぎない。もちろん素晴らしい数字だが、それは彼が通過していくだけの数字だ」と、金字塔はゴールではないことを強調した。

 ではイチローはいつまでユニホームを着続けるのか。

「私の予想はいらないだろうが、彼がプレーしたい限りだ。10年かもしれないし、それは誰にも分からない。彼はそれができるだけの状態にある」

 そう話したボッグス氏は将来的に監督になる可能性を問われると、「彼が一番愛しているのは、プレーすることだ。彼がプレーを終えた時、その時に決断をすればいい。でも、私は彼が監督をするよりもプレーし続ける姿を見たい。なので、『現役で』と言っておこう」と答えた。

“50歳まで現役”を視野に入れるイチロー。同氏も「もちろんサポートする」と話す。今もなお強烈な輝きを放つ42歳の視線は、3000安打の遥か先を見据えている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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