田中将大、8回1失点の快投 今季最多110球で4勝目

8回を7安打1失点 制球乱さず無四球の勝利

 今季4勝目を目指すヤンキース田中将大投手は、17日(日本時間18日)敵地でのツインズ戦に先発し、今季4勝目(2敗)を飾った。打線の援護に恵まれながら、8回を7安打5奪三振無四球1失点(自責1)。防御率は再び3点台を切り、2.91となった。チームは8-2で勝利し、2連勝を飾った。

 初回からベルトランが17号2ランを放つなど打線が4点の援護をくれた。田中は2回に先頭から2連打で無死二、三塁とした後で、二ゴロの間に1点を失うが、これを帳消しにするかのように、3回に再び打線が奮起。3点を追加して、リードを広げてくれた。

 尻上がりに調子を上げた田中はスライダーとスプリットでバットを振らせ、3回以降はスコアボードに「0」を並べる。3回からは8回1死まで二塁ベースを踏ませない安定感あるピッチングで、快調にアウトを積み重ねた。

 7点リードで迎えた8回、1死一塁から2番マウアーのレフトへの安打で一、二塁のピンチ。だが、落ち着いたピッチングで後続を左翼フライと空振り三振に仕留め、無失点で終えた。今季最多となる110球を投げ、マウンドを譲った。

 中5日で臨んだこの日は一度も四球を与えず、打たせて取る省エネ投球で8回を1失点。打線の大量援護に後押しされながら、5月27日レイズ戦以来となる今季4勝目を飾った。

 次回は先発ローテーション通りなら、24日(同25日)本拠地でのツインズ戦の予定だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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