好投の前田健太に指揮官「闘志と心を見せてくれた」 地元紙は犠打も称賛

3回には一塁から三塁へ激走、アウトになるも「アグレッシブだった」

 ロバーツ監督は、記事の中で「ケンタについては、医療スタッフが素晴らしい仕事をしてくれた」と、まずはチームスタッフの働きに言及しつつ「だが、ケンタがたくさんの闘志と心を見せてくれた。状態が100%じゃない時でも、マウンドに立って戦ってくれた。ケンタがしたのはそういうこと」と脱帽している。

 この日は走塁と打撃でも存在感を見せた前田。3回に1死から相手エラーで出塁すると、2死となってからシーガーのライト前ヒットで三塁へと激走。相手の好送球でタッチアウトとなったものの、闘志を見せた。ロバーツ監督はこの場面について「あれは彼自身がやったこと。アグレッシブだったね」と称えた。

 また、5回は1死一、二塁で見事に1球でバント成功。続くアットリーは一ゴロに倒れたが、記事では「生産的だった」とこの打席の内容を称えている。自身がマウンドにいる間には同点に追いつけなかったものの、攻守両面で奮闘する姿が、最後に味方の奮起を呼んだと言えそうだ。

 7回途中1失点の好投で、防御率は2.64と向上。リーグ9位と好成績を維持している。ルーキー右腕が、ドジャースの中で貴重な役割を果たしていることは間違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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