巨人ギャレ3連発、広島18年ぶり9連勝、日ハム大谷6連勝…26日のプロ野球

燕・三輪がサヨナラ打、阪神は悪夢サヨナラ負け、ロッテ田村4安打3打点、SB松田16号

 プロ野球は26日、各地で6試合が行われた。セ・リーグでは、ヤクルトがサヨナラ勝ちで中日に3連勝。初回に雄平の3ランで先制。両チーム1点ずつを取って迎えた9回に守護神オンドルセクが守備のミスも絡んで3失点(自責1)で同点に追いつかれるも、延長11回に代打・三輪が満塁でサヨナラ打を放った。先発・杉浦は6回1失点の好投も、今季初勝利はならず。6番手村中に4勝目がついた。中日は1死満塁のピンチで守護神田島をマウンドに送ったが、サヨナラ負けを阻止できなかった。

 巨人はDeNAに快勝。ギャレットが2回にスコアボード直撃の3ラン、4回に右翼席最上段の看板直撃のソロと2連続特大弾を放ち、5回には右翼席への3ランで3連発。7打点を挙げる大暴れでチームを勝利に導いた。先発・内海は7回まで無失点の好投。8回に1点を失い、9回には無死満塁のピンチで降板して、守護神澤村が走者を還したものの、8回0/3を8安打4失点で3勝目を挙げた。DeNAはモスコーソが5回8失点の乱調だった。

 広島は劇的なサヨナラ勝ちで18年ぶりの9連勝を飾った。1点を追う9回、2死満塁から會澤のタイムリーで同点。なおも満塁のチャンスで松山は左中間への平凡なフライに終わったが、阪神のレフト俊介、センター中谷が交錯して落球。サヨナラ勝利が転がり込んだ。貯金は今季最多の14となった。阪神は岩貞が9回途中まで力投も、悪夢の敗戦。サヨナラ負けに加え、最後の交錯プレーで俊介が痛んで担架で運ばれる厳しい結果となった。

 パ・リーグでは、日本ハムがオリックスに快勝。DH制を解除して「5番・投手」として5週連続で“リアル二刀流”で出場した大谷が、7回3安打無失点11奪三振で自身6連勝となる7勝目。直球の最速は162キロだった。大谷は22イニング連続無失点で、6月は4試合登板で4勝0敗、防御率0.29。打っては先制の口火を切る三塁内野安打を放つなど、2得点をマークした。オリックスは先発ディクソンが6回途中5失点と踏ん張れず、打線は大谷に抑えこまれた。

 ロッテは西武との乱戦を制した。田村の1号2ランなど、3回までに5得点。9回にも田村がタイムリーを放つなど4点を追加し、15安打10得点と打線が気を吐いた。田村は4安打3打点の活躍。先発スタンリッジは6回途中4失点(自責3)ながら5勝目。救援陣も好投した。西武は先発のドラ1多和田が5回5失点(自責4)と崩れ、中継ぎ陣も踏ん張れなかった。

 ソフトバンクは敵地で楽天に快勝。初回に内川の犠飛、長谷川のタイムリーで2点を奪うと、1点差となった5回は城所のニゴロの間に追加点。8回には松田が貴重な16号2ランを放ち、ダメを押した。先発・中田は5回1失点で3勝目。救援陣は岩嵜、スアレス、森と3投手が無失点でつないだ。楽天は先発・戸村が5回途中3失点で5敗目。打線は3安打に終わり、4回途中からは無安打に終わった。

【セ・リーグ】
◇ヤクルト 5x-4 中日(神宮)
勝 村中(4勝2敗)
敗 小川(0勝1敗)
HR【ヤ】雄平6号

◇DeNA 4-9 巨人(横浜)
勝 内海(3勝2敗)
敗 モスコーソ(4勝6敗)
HR【巨】ギャレット10、11、12号、村田7号

◇広島 4x-3 阪神(マツダスタジアム)
勝 オスカル(2勝0敗)
敗 岩貞(4勝5敗)
HR【広】新井5号

【パ・リーグ】
◇オリックス 0-6 日本ハム(京セラドーム)
勝 大谷(7勝4敗)
敗 ディクソン(5勝3敗)

◇西武 4-10 ロッテ(西武プリンス)
勝 スタンリッジ(5勝5敗)
敗 多和田(1勝3敗)
HR【ロ】田村1号

◇楽天 1-5 ソフトバンク(Koboスタ宮城)
勝 中田(3勝1敗)
敗 戸村(1勝5敗)
HR【ソ】松田16号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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