北米遠征中の四国IL選抜に厚い壁…3試合連続サヨナラ負けで5連敗

通算成績は6勝10敗に、エーグルス3連戦は全てサヨナラ負け

 9回裏、闘志満々、爪を立て、まるで荒野に放たれた獅子のように「四国アイランドリーグplus ALL STARS」に食らいつくトロワリヴィエール・エーグルス。そして結末は3連戦すべて、一塁側が歓喜に湧き、三塁側が肩を落とすことになった……。

 現地時間6月26日13時5分(日本時間6月27日2時5分)よりカナダ・ケベック州のスタッド・フェルナンド・ベタールで行われたトロワヴィエール・エーグルス3連戦最終戦。結果は5-6で3試合連続のサヨナラ負けで5連敗。通算成績は6勝10敗となった。

 この試合「カブキJAPAN」座長の中島輝士監督は準備段階から大きく現状打破を図った。スターティングメンバーはこれまで5番を打っていた小林義弘(徳島インディゴソックス)が6番へ下がり、打撃好調の宗雪将司(香川オリーブガイナーズ)が5番に昇格。この組み換えがうまく活きる形となる。

 1回表は1死から林敬宏(愛媛マンダリンパイレーツ)、松澤裕介(香川オリーブガイナーズ)の連続二塁打で1点を先制。さらに3回表には1死満塁から小林の内野ゴロの間に1点を追加。前回登板では2回までに4点を失ってしまった福永春悟(徳島インディゴソックス)も、3回まで毎回ランナーを背負うも粘りの投球でスコアボードに0を並べた。

 しかし、好調のトロワヴィエール・エーグルス打線は4回裏、福永が2死三塁からボールをそろえだしたスキを見逃さない。6番以下に4連打含む3本の適時打を浴び逆転されたエースは、「暑さで体力を削られた」5回限りでリリーフ陣に後を託すことになる。

 それでも指揮官の意図は各選手によく浸透していた。5回表には1死から松澤が安打で出塁すると、4番ザック・コルビー(高知ファイティングドッグス)の右越適時三塁打で再び3-3の同点。5番に入っていた宗雪将司(香川オリーブガイナーズ)の適時二塁打で勝ち越した。

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