北米遠征中の四国IL選抜に厚い壁…3試合連続サヨナラ負けで5連敗

1点リードで9回突入も好調の岸本が…

 さらに6回表には先頭打者で安打を放った8番・垂井佑樹(徳島インディゴソックス)を犠打で送り、2死二塁となって2番・林が絶妙なセーフティバントを決める。そして松澤が相手の敵失を呼び込む当たりを打ち5-3。「四国アイランドリーグplus ALL STARS」の気迫は一度徳俵にかかった足を再び土俵中央に戻し、さらに土俵際に押し込む力強さがあった。

 ベンチワークも彼らの気迫を後押しする。6回裏には2番手の秋山陸(高知ファイティングドッグス)が犠飛を浴びて1点を失うも、3番手の嘉数勇人(高知ファイティングドッグス)が1回1/3をピシャリ。8回裏はここまでクローザーだった平良成(高知ファイティングドッグス)を投入し、1回無失点。あとは9回裏、好調の岸本淳希(香川オリーブガイナーズ)が抑えるだけとなった。

 しかし、岸本は2番の先頭打者に安打を浴び、続く3番打者に逆転サヨナラ本塁打を被弾……。「カブキJAPAN」は、最後の最後にトロワヴィエール・エーグルスの執念にうっちゃられたのである。

 一度破ったと思った壁の向こうには分厚い壁があった。これはもはや認めざるをえない。でも、このまま引き下がってよいのか。そんなわけはない。在カナダ日本国大使館でのレセプションパーティーなどで一日英気を養った彼らは、現地時間6月28日19時5分(日本時間6月29日8時5分)よりカナダ・オンタリオ州オタワのレイモンド・シャボー・グラント・ソーントン・パークで行われるオタワ・チャンピオンズとの3連戦初戦で、「KABUKI SPIRITS!」の本領を示しにいく。

四国アイランドリーグplus ALL STARS
101 021 000 | 5
000 301 002×| 6
トロワリヴィエール・エーグルス

四国アイランドリーグplus ALL STARS:福永、秋山、嘉数、平良、岸本-垂井
トロワリヴィエール・エーグルス:Lopez、Kuzminsky、LeblancーLafrenz

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