悩める四国IL選抜主砲、「NPBを目指すのか。それともアメリカに帰るのか」

キューバ戦は「最もエキサイティングな試合」、NPB「今年もあきらめていない」も…

――そんなザック・コルビー内野手にとって既成概念を打ち破る「KABUKI SPIRITS!」とは?

「『Continue to do our best!』。すなわち『いつでも100%で戦い続ける』ことです。サセックスカウンティ・マイナーズ戦のように、ただただ自分の仕事をやり遂げる。これが自分にとってのカブキスピリットだと思います」

――さて、8月になれば後期シーズンも始まりますが、そこへ向けて思うことは?

「外国人枠の僕にとって残念なのは、7月末を過ぎるとNPBへ今季移籍する選択肢がなくなることです。もちろん、まだ今年もあきらめてはいないですが、来年は再びこの四国アイランドリーグplusでNPBを目指すのか。それともアメリカに帰るのかの選択肢を考えなくてはいけない。プロ野球選手としてのキャリアをしっかり終えたい想いの一方で、若い選手に道を譲ることも頭の中にはあります」

――ただ、その前に7月2日(現地時間)キューバ代表との大一番が控えています。

「もちろん、最もエキサイティングな試合だと思っています!僕たちは日本の代表として、みなさんに戦いをお見せするわけですし、僕自身、日本人の血が入った人間としてとても誇りに思っています。だからとても楽しみにしていますよ。ホームランを打つこともね!」

<あとがき>
「ハートを持って全力プレーを続ける」。実はこれが簡単なようで難しい。体調・環境・対戦相手。日々刻々と変わりゆく事柄に適応する能力がなければこのことは成しえない。それがたとえ独立リーグの世界であったとしても、そこを貫くのは実に尊い。ザック・コルビー。北米遠征中に27歳を迎えた蒼い目のサムライは、これからも「Continue to do our best!」で「KABUKI SPIRITS!」の道を歩む。

(記事提供:独立リーグドットコム)

【了】

独立リーグドットコム編集部●文

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY