日ハム大谷、「1番・投手」を伝えられたのは前日 「全く予想してなかった」

8回無失点に衝撃の初球先頭弾で自身7連勝、1番起用は「やりにくくなかった」

 日本ハムの大谷翔平投手が3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で「1番・投手」で先発した。初回先頭の第1打席で中田から初球先頭打者弾を放つと、投手では最速161キロの直球を武器に、8回10奪三振2四球5安打無失点。自身7連勝となる8勝目を挙げ、チームを9年ぶりの10連勝、今季初の2位浮上に導いた。

 初回先頭。大谷は中田が初球で投じたスライダーをフルスイング。右中間スタンドへ放り込む初球先頭打者弾を放った。人生初という先頭打者アーチで、2年ぶりの2桁本塁打を達成した。

「真っすぐを思い切り打とうと思ったんですけど、変化球が抜けてきた。打った瞬間、行くなと思いました。なるべく疲れないようにゆっくり回りました」

 1番スタメンはプロ1年目の2013年5月6日の西武戦(西武D)の1試合あるが、「1番・投手」は初めて。仰天の二刀流起用は栗山監督から前日に伝えられていた。

「ビックリしましたし、打ったことがない。全く予想してなかったです。思い切り打とうと打席に入りました。最近は四球をよく取れていたので、別に四球でもいいかなくらいの感じで。入る前はそういう感じでいきましたけど、初球を強く振れたのでよかったです。(プレーボール前の)始球式は立ったことがないので、変な感じがしました」

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