四国IL選抜がキューバ代表に2点差敗北 監督&選手が得た課題と手応え

終盤に見せた追い上げ

 失策、四球で得た1死一、二塁のチャンス。ここで左打席に立った6番・加藤次郎(香川オリーブガイナーズ)は、途中出場での初打席にもかかわらず全く迷いなきスイングで右中間を真っ二つに破る二塁打。3番・林敬宏(愛媛マンダリンパイレーツ)がついに歴史的なキューバからの初得点を挙げると、続くこれも途中出場、初打席の橋本球史(徳島インディゴソックス)が、代わったクローザー・L.Moinneloに対しバットの根っこで逆方向の左前にしぶとく落とす2点適時打。3-4と1点差としてなお1死一、三塁。日本の独立リーグチームが、キューバ代表に迫る事実にスタジアムのボルテージは一気に上がった。

 しかし、キューバ代表はどこまでも「全力」だった。L.Moinneloが後続2人を全力投球で断つと、9回表「四国アイランドリーグplus ALL STARS」が満を持して送り出した守護神・平良成(高知ファイティングドッグス)に対しても、先頭打者が四球を選び、前打席本塁打の3番・L.Robertが初球送りバントを成功させる手堅い攻め。結果は2死後、5番・Y.Santoyaの適時打で追加点。9回裏、カブキJAPANには再び「KABUKI SPIRITS!」を出す力は残っていなかった。3-5。8人の継投リレー、6安打3得点も実を結ばず、通算8勝12敗。「四国アイランドリーグplus ALL STARS」2回目の北米遠征はこうして幕を閉じた。

キューバ代表
111 000 101|5
000 000 030|3
四国アイランドリーグplus ALL STARS

四国アイランドリーグplus ALL STARS:福永、正田、間曽、秋山、佐藤、嘉数、岸本、平良ー垂井、古川大、鶴田
キューバ代表:Vladimir Banos、Yoanny Yera、Livan MoineloーOsber Pena

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