「不老」イチロー、華麗な二塁打に敵地メディアも称賛「感銘すべき打者」

3000安打まで残り「10」と迫ったイチロー

 マーリンズのイチロー外野手が4日(日本時間5日)、敵地で行われたメッツ戦でメジャー通算2990安打とし、3000安打まで残り「10」とした。この日は2試合連続でスタメンを外れたが、代打で出場し、右中間への二塁打をマークした。敵地のニューヨークのテレビ局も絶好調の背番号51を「不老のイチロー・スズキ」「レジェンド」「感銘すべき打者」と手放しで絶賛している。

 チームが6-6の同点に追いつかれて迎えた8回、イチローは先頭の打席で登場した。敵地ニューヨークで試合を中継したテレビ局「SNY」の実況は衰え知らずの背番号51を「不老のイチロー・スズキは通算3000本安打まで残り11本」と紹介。ロブレスの4球目を華麗に右中間へと弾き返すと「彼はレジェンドです。右中間に打ち込む。これで3000本安打まで残り10本としました。二塁に加速します。先頭打者で引っ張って二塁打です。ヒットナンバーは2990です」と興奮気味にレポートした。

 この日解説を務めたメジャー通算136勝のメッツOB・ロン・ダーリング氏もこのヒットに「ロブレスの速球をうまく打ちました。外角でベルトの高さのボールでしたが、右中間に打つことができました。感銘すべき打者です」と打撃技術を絶賛した。メジャー最年長野手は10月にこのヒットで打率.340とした。

 マーリンズはこの日序盤で6点をリードしながら、その後、8失点で逆転負け。痛い黒星の中でも、金字塔に迫るイチローは敵地で称賛を浴びている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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