“レジェンド”山本昌氏、質疑応答でエール DeNA三浦に「50歳までやれ」

三浦には「200勝まで是非やってほしい」、今後へ「野球界に経験を還元したい」

 また、自身の引退後、球界最年長選手となったDeNA三浦には熱いエールも。今季初登板が決まったとも報じられている“番長“との間にエピソードがあるかを聞かれ、「番長とは、昭和40年会と48年会というのをずっとやってますけど、私も出席率高いですけど、彼も必ず来てくれるんですよね。だから1年に1回必ずたくさん話しをするんです」と明かした。さらに、「200勝まで是非いってほしい。まだまだ投げられますし、ここで諦めてほしくない。毎回、彼に会うと、この話をします。50(歳)まで頑張れと言ってます」と力説。三浦は現在、通算172勝(181敗)。“レジェンド”の期待に応え、偉業達成はなるだろうか。

 また、元投手として独自の理論も披露している。「左ピッチャーのほうが球速が出ないのはなぜでしょうか?」の質問に「そういうふうによく言われますけどねぇ。昔はね、心臓がこっちにあるから空洞があるから、と言われたりしてましたけど、私は単純に数が少ないからと思いますけどね」と即答。「右と左の優劣というのは、私はスピードに関してはないと(思う)。たまたま右投手のほうが数が多いので、確率が高い、左投手も素晴らしいスピードのボールを投げる投手がたくさんいますので、わからないと思います」と付け加えた。

 野球とは関係ない質問も多く集まった。中には、山本氏の趣味についてのものも。山本氏がラジコン好きであることは有名。そのラジコンの魅力について問われ「とにかく自分の思うままに動かせるようになることが1つ」と答えた。「健康的ですよね。野球選手ってけっこう暇になるとパチンコとかやる人いるんですけど、パチンコよりはラジコンしたほうが。あとは仲間と楽しくできますから。レースなんかもできますから、そういう意味では趣味としてオススメです」と、こちらも力説した。

 この他にも、多くの質問に丁寧に答えていった山本氏。「今、あるいはこれからの人生で、一番『チャレンジしてみたい』と思うことは何ですか?」との問いには、以下のように答えた。

「まず一番はもう1度、野球界に経験を還元していきたいというのがありますから。今、一生懸命、野球の勉強をしています。そして全体的に見て、次のプレーがポンポン出てきたら、準備できたかなと思うので。もう1度、ユニホームを着てやるのが夢ですね」

 再びユニホームに袖を通す日は、遠くない未来にやってきそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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