ロッテ細谷、伊東監督カツで一夜で変身 決勝三塁打に「行ったと思って…」

前日はチャンスで見逃し三振、即交代で「相手投手と戦う気持ちが欠けていた」

 伊東監督に強烈なカツを入れられたロッテ細谷圭が、一夜で変身。6日の西武戦。7回に加藤の同点右前打に続き、高濱の代打で登場すると、1ボール2ストライクと追い込まれながら左越えフェンス直撃の勝ち越し三塁打を放った。

「行ったと思って、手を上げちゃいました」と苦笑。前日5日の西武戦では1-1の同点で迎えた5回1死二塁のチャンスに外角145キロを見送り、3球三振でベンチに戻ると、「気持ちが入ってない。気が出てない」と即交代。6回から中村が1番に入った。

「自分の頭の中で戦ってしまい、相手ピッチャーと戦う気持ちが欠けていた」。自分自身に原因があった。そのモヤモヤを指揮官のカツで振り切ることができ、新鮮な気持ちで打席に入れたことが結果に繋がった。甘いストレートだったが、「変化球がきたらしょうがないと思い、甘い球に素直に対応できた」。全ては心の持ちようだった。

 1200円で売り出したばかりの細谷圭タオル「HOSOYA59」を振るファンの姿も嬉しかった。7日はビール半額デー。「明日は一杯飲んで勝ちましょう」とお立ち台で声を張り上げていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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