李大浩、今季12号も1点追う9回2死満塁で三振 チーム3連敗

4回にシーガーと連弾放つも、満塁の逆転機にに快音響かず

 元ソフトバンクのマリナーズ李大浩内野手が6日(日本時間7日)、敵地でのアストロズ戦に「6番・一塁」で先発した。4回には今季12号ソロアーチを放ったが、1点差まで追い上げた9回2死満塁という逆転の絶好機に空振り三振。チームは3連敗で地区2位アストロズに差を広げられた。

 5点ビハインドで迎えた4回。マリナーズは先頭カノが20号ソロを右翼に運び、攻撃の口火を切った。クルーズが四球で出塁した直後、今度は5番シーガーが17号特大2ランをライト2階席へ叩き込み、2点差まで詰め寄った。続く李もカノが作った流れに乗った。カウント1-2から4球目、アストロズ先発ファイアーズの4球目外角高め速球に反応。ボールに逆らわずにバットを強く叩きつけると、打球は今季12号ソロとして右翼へ入った。

 これで1点差まで追い上げてマリナーズは、追加点されながらも、7回に同点に追いつくことに成功。8回に再び2点を勝ち越されるが、9回表にまた流れを引き要せた。1死一、二塁からカノの二塁打で1点差とすると、2死一、二塁からシーガーが敬遠されて満塁に。1打同点あるいは逆転という絶好機に打席に立った李は、カウント1-2から4球目スライダーを空振りして三振。今季はこれまで得点圏に走者を置いた打席で、5本塁打、28打点と大当たりだったが、この日は勝負強さを見せられなかった。

 3連敗のチームは、地区首位レンジャーズに9.5ゲーム差と大きく差を広げられてしまった。7日(同8日)からは敵地でロイヤルズ4連戦。前半戦終了までの4戦で、1つでもゲーム差を縮めておきたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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