前田健太がメジャー初の代走出場「走れる人を使いたかった」と指揮官

同点で迎えた8回「ベンチの野手を使い切りたくなかった」と前田指名

 ドジャース前田健太投手が6日(日本時間7日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に、代走出場を果たした。地元ファンから大歓声が上がったが、本塁を踏むことはなく、チームは延長14回、5時間26分の長丁場の末、4-6で敗れた。

 本拠地ドジャースタジアムに「ピンチランナー、ケンタ・マエダ」のコールが響くと、地元ファンから大声援が送られた。4-4の同点で迎えた8回1死。8番捕手エリスが四球を選んで勝ち越しの走者として出塁すると、オリオールズは投手交代。ここでロバーツ監督も動いた。監督は、試合後の会見でこの時の様子を明かした。

 決して足の速くないエリスに変わり、ワンチャンスで本塁まで生還できる快足を持つのは誰か? この時、ベンチに残っていた野手はテイラーただ1人。ベンチスタートだったグランダル、ベナブルは起用済みで、プイグは次打者として控えていた。ロバーツ監督は「走れる人を使いたかったが、この段階でベンチの野手を使い切りたくはなかった」と説明。前日に先発を終えたばかりでスケジュールに影響がなく、優れた身体能力が高評価されている前田に白羽の矢が立ったそうだ。

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