メジャー再昇格の川崎をマドン監督も賞賛「経済的で当然の選択だった」

6回二塁守備に就いた川崎は打撃練習用キャップで登場のハプニング

 9日(日本時間10日)に約3ヵ月ぶりのメジャー昇格を果たしたカブス川崎宗則内野手が、敵地でのパイレーツ戦に6回守備から二塁で途中出場した。7回に回ってきた打席では三塁ゴロに倒れたが、試合前にマドン監督は「彼は本当に才能ある選手。あのスイングが大好きだ」と、元気いっぱいムネリンを称えた。球団公式サイトが伝えている。

 メジャー再昇格したその日、いきなり出番が回ってきた。6点ビハインドで迎えた6回裏から、投手交代に伴う選手交代で二塁の守備に就いた。実はこの時、川崎がかぶっていたのは、正面の「C」マークが赤地ではなく白地に抜かれた打撃練習用のキャップ。間違いに気付き、ツイッター上で指摘するファンも現れた。

 昇格後の初打席は7回2死二塁で迎えた。パイレーツ5番手のヒューズと対戦し、カウント2-2から5球目シンカーを振ったが三塁ゴロに倒れた。

 試合前、マドン監督は「(川崎の昇格は)経済的で当然の選択だった」と説明。「(4月の昇格時に)ここで成し遂げたこと、2打席を経験して、守備にも就いて、ボールもさばいて、クラブハウスにもいた経験も持つ。それらすべてが重要だった」とした上で、「昇格まで遠い存在ではない。シーズン終盤にはチームを助けれる存在」と評価したそうだ。
 
 この日、6-12と大敗したチームは5連敗。7月に入って1勝8敗と急ブレーキがかかっている。プレーはもちろん、その明るい存在で、チームの起爆剤となりたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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