ハム栗山監督、張本氏の“喝”に言及 大谷「1番・投手」は「勝つために」

栗山監督「もともと二刀流には批判があった」

 日本ハムの栗山英樹監督が10日、野球評論家の張本勲氏から大谷翔平投手の「1番・投手」起用に「喝」を出されたことについて言及した。

 ロッテ戦前に報道陣の取材に応じた栗山監督は「(大谷が)あまり大丈夫じゃないよな」と張本氏に理解を示した上で、「もともと二刀流には批判があった。(周囲の批判は)全然(気にならない)。チームが勝つためにやっているんだから」と勝負師としての一面をのぞかせた。

 張本氏はTBS系「サンデーモーニング」の名物コーナー「御意見番スポーツ」に登場。二刀流・大谷の「1番・投手」起用について、「こんなでたらめな起用をしてもらいたくない。草野球でもやらない。もっと大事にしてあげないと。今は22歳だからできるけど、(二刀流の)両方ともダメになる場合がある」と栗山監督の起用法にダメ出しをしていた。

 大谷は3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で「1番・投手」で先発し、初回に初球先頭打者弾。投げては8回無失点、10奪三振で8勝目を挙げた。

 球団記録の14連勝がかかったこの日のロッテ戦では大谷を投手一本で起用。蓄積疲労を考慮した栗山監督は「翔平が打線に入った方が嫌に決まっている。(だが)4年間ケガをさせないことを考えてやってきた」と話した。球界の大御所で球団OBでもある張本氏からの厳しい意見にもブレない起用を続けてくれそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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