進化する二刀流・大谷翔平に弱点はあるのか “苦手”とする打者は?

驚異の本塁打率誇る西武・中村

 ちなみに多くの方はお気付きかと思うが、松田を除いて左打ち、さらに長距離打者というよりは外野の間を抜いていく当たりが印象的な打者がそろうという共通項がある。この5人の次点(6位)である西武・栗山も45打席・35打数11安打(打率.314)という相性の良さであるが、やはり左打ちで、打者としても同じように外野の間を抜く打球が印象的なタイプだ。

 なお打率そのものは高くないが、目を引く数字を残している選手が1人いる。西武・中村剛也選手だ。対戦の数字そのものは、40打席で37打数7安打、打率は.189ではあるが、7安打のうち4本がホームランという驚異的な「本塁打率」を誇る。

 まだまだ今年に関してはシーズン半ばであり、ここから急にコツをつかんで「大谷キラー」化する選手も出てくるかもしれない。あるいは得意にしていた選手たちも、大谷が打者攻略のポイントをつかんで、ますます「無双」化することも考えられる。

 破竹の15連勝で首位・ソフトバンクと2位・日本ハムのゲーム差も縮まり、シーズン後半の天王山でこの「相性」が勝負を分けることもあるかもしれないだけに、「大谷包囲網」にも注目していきたいところだ。


これぞ4番の仕事!! ライオンズ・中村 2戦連発の勝ち越し3ラン!!【動画:パ・リーグTV】

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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