各ポジションで選出、ホークス独走のパ・リーグ前半戦で際立った選手は?

出塁率トップの柳田、陽岱鋼は勝負強さ際立つ

【外野手】
○ロッテ・角中勝也
85試合出場、打率.348、4本塁打、39打点

 打率はリーグ2位の日本ハム・陽岱鋼に3分1厘を離して断トツトップ。108安打は2位の西武・秋山に1本差のリーグトップだった。リーグ8位の得点圏打率は.311と数字を下げるが、出塁率.435はリーグ2位の好成績だった。

○日本ハム・陽岱鋼
73試合出場、打率.317、10本塁打、38打点

 打率リーグ2位、得点圏打率.377はリーグトップと勝負強い打撃を見せた。出塁率.391はリーグ7位。歴代4位タイの15連勝を飾った7月11日のオリックス戦(京セラドーム大阪)でのダイビングキャッチや、走者を進ませないトリックプレーなど好守でも沸かせた。

○ソフトバンク・柳田悠岐
83試合出場、打率.301、10本塁打、47打点

 昨季のトリプルスリー男は勝負を避けられたのか、開幕から18試合連続四球を記録し、70年の巨人・王貞治に並ぶプロ野球記録を樹立。77四球、出塁率.455は共にリーグトップだった。4月まで打率.236と低迷したが、最終的に打率3割台に乗せた。

【指名打者】
西武・メヒア
86試合出場、打率.266、27本塁打、72打点

 本塁打、打点でリーグ2冠。4月24日の楽天戦(西武プリンスドーム)では1試合3本塁打7打点。3、4月だけで10本塁打を放った。一塁スタメンは68試合だったが、今回は指名打者で選出した。

 選出外となったが、昨季、歴代最多216安打を放った西武・秋山翔吾はリーグ5位の打率.304、リーグ2位の107安打で折り返し。オリックス・糸井嘉男はリーグ9位の打率.296で、リーグトップの26盗塁を決めた。交流戦後から不振だった日本ハム・中田翔だが、リーグ3位の64打点。ソフトバンク・松田宣浩はリーグ3位、日本人トップの19本塁打を放った。西武・栗山巧はリーグ2位の59四球で出塁率.421はリーグ3位だった。

 投手ではロッテ・石川歩、楽天・則本昴大、ソフトバンク・武田翔太、和田毅の5人がリーグトップ9勝を挙げている。

 昨季リーグの投手タイトル3冠に輝いた日本ハム ・大谷翔平は日本最速163キロを出し、リーグ2位タイの8勝、リーグ3位の防御率2.03、リーグトップの140奪三振。打撃でも先発登板した7月3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で初回先頭打者弾、2年ぶりの2桁本塁打を達成するなど話題を集めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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