イチロー、代打で中前打 11日ぶり快音で3000安打へいよいよ1桁の「9」

メジャー通算2991安打から同点の生還、打席に立っただけで立ち上がって拍手するファンも

 マーリンズのイチロー外野手は15日(日本時間16日)、敵地でのカージナルス戦に代打で出場し、センター前ヒットを放った。メジャー通算2991安打として、3000安打の金字塔に残り9本とした。

 後半戦初戦、イチローは8試合連続ベンチスタート。マーリンズが1点差を逆転され、5-6で迎えた8回1死走者なしの場面で、中継ぎ右腕フェルプスの代打として登場した。野球熱が高く、ファンの質が高いことでも知られるセントルイスのブッシュ・スタジアムには、イチローが打席に立っただけで立ち上がって拍手を送る観客の姿もあった。

 左腕シーグリストに対して、イチローはフルカウントからの7球目の速球を捉え、鮮やかなライナーでセンター前に運んだ。その後、イチローの足を警戒した相手投手が一塁に牽制するも、悪送球に。イチローは二塁に進むと、プラドのタイムリーで同点のホームを踏んだ。

 4日間のオールスターブレークもあったため、これが7月4日(同5日)のメッツ戦以来、11日ぶりの快音。出場機会が減っている7月は3本目のヒットとなった。イチローは打率.339としている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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