イチロー、金字塔はいつ? 指揮官「毎日プレーすればそこまでかからない」

敵地セントルイスは再びイチローを“歓待”、マッティングリー監督「アメージングだった」

 マーリンズのイチロー外野手は15日(日本時間16日)、敵地でのカージナルス戦に代打で出場し、センター前ヒットを放った。メジャー通算2991安打として、3000安打の金字塔に残り9本としている。敵地ブッシュ・スタジアムのスタンドからは、8回に打席に立った背番号51にスタンディングオベーションが送られたが、ドン・マッティングリー監督はセントルイスのファンの歓待ぶりに賛辞を送っている。MLB公式サイトが報じている。

 イチローはこの試合、5-6とリードを許した8回1死走者なしの場面で出番を迎えた。「背番号51、イチロー・スズキ」という場内アナウンスが鳴り響くと、敵地のスタンドからは自然発生的に拍手が沸き起こり、やがてスタンディングオベーションへと変わった。

「ここのファンは彼に対してアメージングだったと思うよ。敬意を示していた。セントルイスのファンはこの国で最高の野球ファンとして長い間知られている。イチローに対する知識を持ち、敬意も持っている。本当にクールだと思ったよ」

 記事によると、マッティングリー監督はこう振り返ったという。メジャー通算3000安打という史上30人目の偉業にあと10本と迫る男の金字塔への挑戦を知っているカージナルスのファンは、その偉大なキャリアに敬意を込めて拍手を送っていた。

 イチローは昨年8月15日にもこのブッシュスタジアムでスタンディングオベーションを受けていた。2安打で日米通算安打4193安打として、メジャー歴代2位の“球聖”タイ・カッブ(4191安打)を超えた一戦だった。その時、イチローは塁上でヘルメットを脱ぎ、拍手を惜しまなかった観衆への感謝を示していた。

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