広島・中崎がチームに勢いもたらす投球 「攻撃に繋げる意識でマウンドに」

サヨナラ勝ちにつなげる好投

 広島の中崎翔太が、18日の中日戦で同点の9回に登板し、三者凡退に抑えてサヨナラ勝ちにつなげて自身2勝目を挙げた。

 先発したジョンソンとセットアッパーのジャクソンの後を継いで登板した中崎は、先頭打者の堂上をセカンドフライに打ち取った後、桂、代打の野本から連続三振を奪った。三振を奪った球は、いずれも150キロのストレートで、チームに勢いをもたらす投球だった。

 中崎は「攻撃に繋げる意識でマウンドに上がって、それがしっかりできたことがこの結果につながったと思う」と、自信に満ちた表情で報道陣の質問に答えた。

 先発のジョンソンが降板した8回は、ジャクソンが3人で中日の攻撃を退けた。「いい流れで、投げやすかったです」と、ともにブルペンを支えるリリーバーに感謝した。自身の快投が、劇的なサヨナラ劇につながり、「明日につながる試合になったと思う」と、その表情は満足そうだった。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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