阪神ドラ2坂本“ほろ苦デビュー” 3回途中6失点で能見とバッテリーごと交代

ベテラン左腕に指名受けてプロ初出場も…甲子園での巨人戦は今季5試合勝ちなし

 阪神のドラフト2位ルーキー・坂本誠志郎捕手が19日の巨人戦(甲子園)でプロ初出場を初スタメンで飾った。プロ12年目の先発・能見から指名を受け、初バッテリーを組んだが、2回2回2/3を8安打6失点でバッテリーごと交代。ホロ苦いデビュー戦となった。

 開幕マスクを被った岡崎が左手有鉤(ゆうこう)骨骨折で14日に出場選手登録を抹消され、18日に緊急昇格を果たした坂本。「1軍は競争しないといけないのでガツガツやっていきたいと思う」と意気込みを口にしていたが、プロの世界は甘くはなかった。

 初回こそ無失点で切り抜けたが、2回に2死走者なしから連打と味方エラーも絡み2失点。さらに続く3回は4安打2四球で4失点と序盤で試合の主導権を巨人に握られた。

 与えられたチャンスを生かすことが出来なかった坂本は「早い段階でビックイニングを作られて苦しくなった。もっと何かできなかったのかと思います」と厳しい表情。明大時代は日本代表にも選出され、昨年のドラフトでは阪神から2位指名を受け入団。ベテラン能見との“急造バッテリー”で伝統の一戦に挑んだ金本阪神だが、苦杯を喫する形になった。

 これで今季、甲子園での巨人戦は5試合(4敗1分け)で勝ち星なし。後半戦は連敗スタートとなった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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