大谷翔平が打席で見せる凄み 自己最多11号は「捕手の配球を勉強しながら」

「配球が分かったら一番楽ですけど、そんなことはない。外れた時にどうやって対応するか」

「(配球の)読みが外れていましたし、1球1球のボールが強くてキレもあった。(ブリガムの球も)いいボールでした。ただ、読みが外れても、ヒットにする、もしくはファウルにする。それがかなり大事になる。1、2打席目はそれが出来てなかった。配球が分かったら一番楽ですけど、そんなことはない。外れた時にどうやって対応するかだと思います」

 オールスター第1戦ではホームランダービーで初出場初優勝を飾った。打撃フォームを崩すことが心配されたが、19日の同カードでは則本から右前タイムリー。この日は野手出場6試合ぶりのアーチをかけるなど、心配された“球宴後遺症”もない。

「(今年は)たまたまいい角度で上がっているだけかなと思います。(本塁打増は)単純に去年よりヒットになる確率が上がっている。本塁打になる確率が増えるかなと思います」

 首位・ソフトバンクがナイターでオリックスに勝ったため、4.5ゲーム差のまま。大谷は「うちは負けられない。1試合1試合、必死に取りにいって、なんとか1位になれるように頑張りたい」と表情を引き締める。破壊力の増した打撃でチームを引っ張ってくれそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY