数え続けて13年目、環境変化も色あせない熱意 イチメーター製作者の思い

最初のイチメーターはクーパーズタウンに

 今や日本でも有名人となったエイミーさんは、「(日本のファンの想いは)とてもクール」と感激の面持ちで話す。さらに、多額の寄付が集まったことにも「とても嬉しい。すごくありがたい。(イチローを追いかけるのは)とてもお金がかかるし、私のクレジットカードが大変なことになってしまうので」と感謝した。

 イチローがメジャー新記録となるシーズン262安打を放った2004年から、特製の「イチメーター」を使っての応援を始めたエイミーさん。今や本人との交流も深まっており、イチローがエイミーさんにプレゼントを送ることもあるなど、2人の心温まるエピソードは広く知られている。

「最初の『イチメーター』はクーパーズタウンの野球殿堂に飾ってあるけど、その後もいくつか新しい『イチメーター』を作ったの。そして、彼は毎年、シーズン200本以上のヒットを打ってくれた」

「イチメーター」でのカウントを始めてから、今年で13年目。ヤンキース、マーリンズとチームが変わっても、日米通算4000安打など節目のタイミングでは、現地でヒット数をカウントするエイミーさんの姿があった。リーグが違うマーリンズに移籍してからは、息子が住むサンフランシスコにも駆けつけている。

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