復帰間近のマーリンズ強打者はイチローに心酔 減量で躍進「最高の手本」

「イチロー以上に野球というものを教えてくれる存在はいない」

 MLB史上30人目の3000安打達成が目前に迫っているマーリンズのイチロー外野手。走攻守でチームに貢献するベテラン外野手はマーリンズのチームメイトにインスピレーションを与えているようだ。現在は足首の負傷で故障者リスト(DL)入りしているものの、早ければ8月1日(日本時間2日)の敵地でのカブス3連戦で復帰する可能性が出てきたジャスティン・ボーア内野手もその一人。メジャー3年目の今季、負傷する前まで打率.268、15本塁打、46打点の活躍を見せ、復帰後は起爆剤としての期待がかかる。

20160731_ichiro5マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

「イチロー以上に野球というものを教えてくれる存在はいないんだ。彼の所作を見ている。この瞬間に、この時期に何をすべきかということをね。デーゲームでもナイターでも関係ない。毎日一貫している。彼がこのチームにいてくれることがチーム全員にとって幸運なんだ。彼こそが主役なんだよ。僕にとっては常に刺激をあたえてくれる存在だ」

 ボーアは背番号51について嬉しそうにそう語る。イチローを手本とし、刺激を受ける28歳は今オフに一念発起した。肉体改造だ。

「去年よりもずいぶん締まって見える? 実はオフに多くのコンディショニングに取り組んだ成果なんだ。まずは食事を改善した。とにかく夜中にご飯を食べない。ある時間が来るとそれ以降の時間には食事を摂らない。以前は深夜に食事することも多かった。それがよくなかったね。自分に大きな役に立っている。そして、野菜中心の食事に切り替えた。とにかく健康的な食事を心がけた。新鮮な野菜のグリルなどね。その上でトレーニングをしっかりと取り組んだ。コンディショニングなどに細かく取り組んだんだ」

 同選手は続ける。

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