カブス名将が明かすイチロー秘話 互いに“愛するモノ”を物々交換

ある年の球宴前に「バットをくれたんで、お返しにワインをあげたんだ」

 史上30人目となるメジャー3000安打まで残り「2」と迫るマーリンズのイチロー外野手。本拠地での記録達成が期待されたが、8月1日(日本時間2日)から始まる遠征に持ち越された。

 最初の遠征地はシカゴ。イチローの記録達成を目撃することになるかもしれないカブスのジョー・マドン監督だが、対戦相手として接してきた背番号51と、意外な秘話を持っているようだ。地元紙「シカゴ・サンタイムス」電子版が伝えている。

 マドン監督は、エンゼルスのベンチコーチ、レイズの監督、そしてカブスの監督として、“対戦相手”イチローの対策に長らく手を焼かされてきた。その経験を踏まえてか、「2つの違う世界で(安打を)打って、どちらでも最高の打者になったんだから、彼が残した功績、そして今挑み続けていることは、相当目を見張るものがある」と、手放しで絶賛している。

 対戦相手としては厄介だが、その実力は認めざるを得ない。そんな背番号51と、ある年の球宴前に“物々交換”をするチャンスがあったという。記事によると、マドン監督は当時を振り返り「彼がバットをくれたんで、お返しにワインをあげたんだ。でも、彼にとっては不公平な交換になってしまったかな」と話したそうだ。

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