田中将大、今季ワーストタイ7失点で4敗目 チームを連勝に導けず

6回1/3を8安打7失点、宿敵メッツにサブウェイ・シリーズで屈す

 ヤンキース田中将大投手が2日(日本時間3日)、敵地でのメッツ戦に先発し、今季ワーストタイの7失点で3敗目(7勝)を喫した。6回1/3を投げて8安打4奪三振7失点(自責7)、防御率は3.46。チームは1-7で敗れた。

 伝統の交流戦“サブウェイ・シリーズ”で先発した田中は、序盤は上々の出だしだった。速球でストライクゾーンを攻めながら変化球でバットを振らせるスタイルで、3回2死にメッツ先発デグロムにレフト前ヒットを許すまで、8者連続凡退。だが、2死一塁としたところで、続くデアザに高めに浮いたツーシームを強振され、ライト席に飛び込む先制2点弾とされた。

 さらに5回、先頭のダーノーに初球スライダーをレフト席へ運ばれて3失点目を喫したが、その後は6者連続凡退。落ち着きを見せたように見えたが、落とし穴は7回に待っていた。

 7回に先頭フローレスをレフト前安打と味方失策で二塁に進めると、続くコンフォルトの左翼二塁打で、まず1失点。なおも1死三塁からレイノルズの右前適時打で失点すると、続くデグロムにも中前打され、1死一、三塁としたところで、ジラルディ監督が登場し、93球(64ストライク)で降板した。

 2番手ブライアーが田中の残した2走者を返したため、合計7失点(自責7)というKO劇になった。

 田中が今季7失点したのは、7月10日(同11日)インディアンス戦に続き2度目のこと。これで自身2連敗となり、前日延長戦の末に勝利し、連敗を4で止めたチームの勢いをつなぐことができなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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