パ首位決戦第2ラウンド、覇権を争うソフトバンクと日本ハムが激突!

両チームの差は5ゲーム、3連勝でホームに戻るソフトバンク有利か?

 真夏の決戦、第2ラウンドが幕を開ける。今日5日から、パ・リーグ首位を走るソフトバンクと2位の日本ハムが、ソフトバンクの本拠地ヤフオクドームで激突する。

 7、8月の週末に3度の直接対決が組まれているこのカード。7月29日から札幌で行われた3連戦では、ソフトバンクが初戦を取ったものの、日本ハムが驚異的な粘りを見せて2、3戦目に連勝。1ゲームではあるが、ソフトバンクとの差を詰めることに成功した。

 そこからわずか中4日で、再び対峙する両チーム。だが、この4日間で、互いを取り巻く状況はいくらか変化している。

 有利な状況を作り出したのは、首位のソフトバンクだ。札幌から所沢へと舞台を移して迎えた西武3連戦。その3戦目には、ついに最下位に転落した獅子のチーム状況を表すかのような自滅もあって、3タテに成功。仙台、札幌、所沢という長期遠征を終え、3連勝という勢いを持って12日ぶりにホームへと戻ることができた。

岡大海の負傷離脱が響く日本ハム、2連敗でソフトバンクに優勝マジック点灯

 一方の日本ハム。鷹に連勝して臨んだ3位ロッテとの敵地戦で、まさかの1勝2敗。初戦はメンドーサが奮闘しながら、競り負け。2戦目は大谷翔平の3安打1本塁打の活躍などで大勝したが、3戦目は痛恨の敗戦。6年ぶりに先発した増井浩俊が5回無失点と好投しながら、打線が奮わなかった。

 何より痛いのが、初戦で負傷し、4日に出場選手登録を抹消された岡大海の不在だ。先の直接対決3連戦。2戦目に3安打2打点をマークして逆転勝ちに貢献するなど、日本ハム打線の中でも好調さが際立っていた。ソフトバンクにとっても嫌なイメージが残っていただけに、岡の離脱がチームに与える影響は計り知れない。

 7月31日には3ゲームに縮まっていた差は5ゲームに拡大。引き分けの数を考えると、実質5.5ゲーム差あると言っていい。ソフトバンクは、3連戦に1勝1分けすれば優勝へのマジックナンバー「38」が、2勝すれば、「37」が点灯する。工藤公康監督が掲げる「カード勝ち越し」を目指すことになるが、その差を考えれば、ソフトバンクにとっては1勝することが、最低限求められる結果だろう。逆に日本ハムにとっては、2勝1敗では4ゲーム差にしかならない。3連勝することが求められる。

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