イチローの記念すべき3000安打はシングルヒット? 米経済紙が大胆予想

Aロッドの単打率は59.1パーセント、そして3000安打目はライトへのソロ弾

 また、イチローは3000安打達成者の誰よりも打点が少なく(750打点)、113本塁打という数字も圧倒的に少ないという。記事によれば、背番号51よりも本塁打数が少ない選手は数人いるが、例えば、キャリアで47本塁打しか記録しなかったエディ・コリンズの場合、ボールが飛ばない“デッドボール時代”にあたる1906~1930年に現役生活を送ったため、当時は12本で本塁打王になれるなど、今とは少し状況が違っていたという。

 今季のイチローを見ても、シングルヒットが多いという傾向は変わっていないようだ。控え選手であるが、今季はまだホームランは打っておらず、90打席以上立った打者の中で、二塁打がイチローより少ない選手(9本)はわずが4人との数字も紹介されており、ここでもやはり長打より単打を期待するべきことが、データにより裏打ちされている。

 ちなみに、イチローの他に現役で唯一3000安打に達しているアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)はシングルヒットの割合がわずか59.1パーセントで、3000安打達成者の中で最も低い数字だとか。昨年6月19日に金字塔に達したAロッドは、その記念すべき打席はライトへのソロ本塁打で飾っている。やはり、積み上げられたデータには信憑性がありそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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