金字塔のイチローにマーリンズ監督が最大級の賛辞「その存在はアメージング」

「歴史的な日」、「イチローのヒットは美しかった」―偉業称えた指揮官

 メジャー史上30人目の3000安打を達成したマーリンズのイチロー外野手にドン・マッティングリー監督が最大級を賛辞を贈った。

 イチローは7日(日本時間8日)、敵地でのロッキーズ戦で「6番・中堅」で8試合ぶりにスタメン出場。3打席目まで快音を残せなかったが、7回の第4打席にフェンス直撃の三塁打を放った。これで王手をかけていた金字塔に到達。米国出身者以外での達成は、ロッド・カルー(パナマ)、ロベルト・クレメンテ(プエルトリコ)、ラファエル・パルメイロ(キューバ)に続いて史上4人目。北中米出身者以外では初の快挙となった。

 10-7で勝利した試合後、マッティングリー監督は「今日はイチの歴史的な日だ」とその偉業を称え、「イチローのヒットは美しかった」と振り返った。同様の偉業に立ち会ったのは初めてだそうで、「3000本安打達成の瞬間は見たことがなかった。アレックスが500本塁打を打ったのは見たけど。彼は今日、引退を宣言したね」と話した。

 指揮官自身、ヤンキース一筋で活躍した名手であり、背番号「23」は永久欠番となっている。引退後はヤンキースのコーチ、ドジャース監督を経て今季、マーリンズから監督に就任。現在はチームをプレーオフ争いへと導いている。

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