侍ジャパンU-15代表、悔し涙 開催地いわき代表・黒須大誠の新たな誓い

決勝でキューバに惜敗も「最高の仲間と地元で大好きな野球ができた」

 7日に行われた「第3回 WBSC U-15ベースボールワールドカップ in いわき」の決勝戦。日本はキューバに4-9で敗れ、連覇を許した。試合後は悔し涙を流した選手たち。代表で唯一、地元・いわきから選出された黒須大誠は感謝の気持ちを胸に、高校ではU-18代表入りを目指すと話した。

「決勝戦は負けてしまったが、最高の仲間と自分の地元で大好きな野球ができた。たくさんの方々のお陰であり、周りの方々がいなければできなかったことなので感謝をしたい。最後、みんなで一生懸命、プレーできたので、地元の人たちに少しは元気を届けられたのかなと思います」

 開催地であるいわき市のいわきボーイズに所属している黒須は、真っ先に感謝の言葉を口にした。球場には連日、両親をはじめ、親戚や友人、チームメイトなどが詰めかけ、大きな声援を送ってくれた。

 予選リーグ1戦目は「9番・右翼」でスタメン出場したが、2打数無安打で途中交代となった。しかし、予選リーグ4戦目のチェコ戦に先発投手として出場。4回を投げ、被安打1、4奪三振と好投。「回転のいいボールが投げられた」と喜んだ。安打も1本放ち、「ホッとしたというか、嬉しかった」と胸をなでおろした。出場はこの2試合のみだったが、若き侍ジャパンの一員としてベンチからもチームに貢献した。

「会ったことがない人たちが集まり、最後の最後にああいった形になってしまったが、みんなが持っている力を全部出し、できる限りのプレーができたので良かったかなと思う」

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