ホークス・バンデンハーク 2軍戦で71日ぶり実戦登板

3回無失点、格の違い見せつけるも…

 10日、ソフトバンクのバンデンハークがタマスタ筑後での2軍戦(阪神戦)に先発。バンデンハークにとっては5月31日の中日戦以来、71日ぶりの実戦登板となった。投球内容は3イニングで球数37球、被安打1、奪三振4で無四球、無失点だった。

 格の違いを見せつけたものの、球速は陽川を中飛に打ち取った150キロが最速と、本来のバンデンハークの投球を取り戻すにはもう少し実戦での調整が必要だろう。それでもバンデンハークは久しぶりの実戦登板に「試合に戻れてうれしい」と笑顔を見せた。

「初回は良かったけど、あと(2回、3回)は『OK』くらいかな。自分の一番の武器はストレートなので、今日はストレートを試したくて多めに投げた。まずは前に進むことが大事だし、チームメートと野球ができたことが良かったよ。これからのことは次の2、3日の体の調子を見て、一歩ずつ、相談しながらになると思う」

 あと数試合、2軍戦で登板してからの復帰となるだろうが、多くのホークスファンが彼の真の復活を待ち望んでいる。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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