メジャー最年長投手コロンが19年目にして初四球を記録

通算282打席目にして初めて選んだ四球「自分ですら驚いたよ」

 メジャー最年長43歳にして、今季は2桁勝利&キャリア初本塁打を記録するなど絶好調のメッツ先発バートロ・コロンが、またファンを沸かせた。先発した15日(日本時間16日)敵地でのダイヤモンドバックス戦で、メジャー19年目、通算282打席目にしてキャリア初四球を記録した。MLB公式動画サイト「Cut4」が伝えている。

 1-4で迎えた4回だった。2死一塁で打席へ向かったコロンは、相手先発レイを相手にフルカウントの末、7球目で四球を選択。次打者レイエスのレフトへの適時打につなげて、1点を返した。

 記事によれば、281打席にわたり四球なしという記録は、1960年代にメッツやカージナルスで先発を務めたトレイシー・スタラードの258打席を上回るものとなった。記事によれば、コロン自身はこの四球について驚いている様子だったという。試合後に取材を受けた右腕は「(四球は)自分ですら驚いたよ。対戦ピッチャーは三振を奪いたくなかったようだ。自分は手の状態がよくないからスイングできなかったんだよ。長いこと左手首が痛むんだ」とスペイン語で明かしたそうで、実はスイングするつもりすらなかったようだったとしている。

 思わぬ転がり込んできたキャリア初四球だが、初ホームランに続き、打席でまた新たな“功績”を残すことに成功した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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