阪神北條、一気に遊撃の定位置奪取なるか 最近5試合スタメンで打率.421

ようやく世代交代の波、今季不振の鳥谷から定位置を奪えるか

 阪神の正遊撃手―。長年の懸念材料だった世代交代の波がようやく訪れようとしている。

 阪神・北條史也内野手が現在、5試合連続で「1番・遊撃」でスタメン出場。この5試合で打率.412、1本塁打、3打点。レギュラー獲りに向け猛アピールを続けている。

 これまでは、タイガースの遊撃手=鳥谷。だが、今シーズンは打撃不振に加え、守備でも精細を欠き、7月24日の広島戦(マツダスタジアム)でスタメンを外れた。2012年3月30日DeNA戦(京セラドーム大阪)から始まった連続フルイング出場は667試合でストップ。金本監督は鳥谷の起用法について相手投手との相性などを見て判断している。

 だが、8月17日の広島戦(京セラD)では右腕の福井が先発だったものの、相性の良い鳥谷ではなく北條を「1番・遊撃」でスタメン出場させた。指揮官は北條を先発起用した理由を「北條がいいので。今、北條は外せないでしょ」と明かしている。

 19日から始まる巨人3連戦(東京ドーム)。初戦の相手先発は左腕・田口。6試合連続での「1番・遊撃」が濃厚だ。シーズンは残り30試合。一気に定位置奪取となるか。2016年「超変革」の1年が北條に取って大きな転機となるはずだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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