イチロー、定位置のライトで華麗な美技 「タフなスライディングキャッチ」

敵地メディアも称賛 「42歳だが、いまだに健在」

 マーリンズのイチロー外野手は18日(日本時間19日)、敵地レッズ戦に「5番・右翼」でスタメン出場し、4打数2安打で今季20度目のマルチ安打をマーク。メジャー通算3007安打として、アル・ケーラインに並んで歴代28位タイに浮上した。さらに、8回の守備では痛烈なライナーにチャージし、華麗なスライディングキャッチを決める美技も。敵地テレビ局の実況は「42歳にして未だ健在」と脱帽した。

 定位置のライトで背番号51が輝いた。1点ビハインドで迎えた8回2死走者なしの場面。レッズのカブレラがライトにライナーを放つと、イチローは猛然とダッシュ。滑り込みながらグローブを差し出して、丁寧に捕球した。すると、シンシナティで試合を中継をしている「FOXスポーツ・オハイオ」の実況が反応した。

「カブレラの強烈な打球です。イチローが追いついた。スライディングキャッチを決めました。42歳ですが、いまだに健在です。イチロー・スズキ!」

 2001年のメジャー上陸から10年連続でゴールドグラブ賞を受賞した名手の衰え知らずの守備をこう称賛していた。

 さらに、マーリンズの公式ツイッターも「イチローがタフなスライディングキャッチで8回を締めくくった」と拍手の絵文字付きでファインプレーを讃えた。

 試合はマーリンズが4-5で惜敗し、痛恨の3連敗。イチローは3点を追う6回に中前打、1点を追う8回に左前打と2本のヒットを放ったが、いずれも次打者のジョンソンが内野ゴロで併殺に倒れた。勝利にはつながらなかったものの、攻守に実力を発揮した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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