日ハム大谷、“例外規定”での首位打者へ好調維持 鍵は最低打率のロッテ戦か

打者・大谷の意外な天敵はロッテ、対戦成績は軒並みワースト

 リーグトップのロッテ角中は21日の西武戦(西武プリンス)で5打数4安打の固め打ちを見せて打率3割4分2厘とした。その差は2分5厘。例外規定での首位打者へは大谷のさらなる猛打が欠かせない。

 鍵を握るのが8試合が残るロッテ戦だ。今季は打者として4試合出場、16打数4安打、打率2割5分、1本塁打、4打点。まだ試合数が残されているとはいえ、パ・リーグのカード別ではいずれもワーストの数字だ。23日に対戦する予定のロッテ・スタンリッジとは2打数無安打、1四球となっている。

 23日からのロッテ戦(QVCマリン)では打者での出場が見込まれる。0.5ゲーム差の首位・ホークスとの熾烈な優勝争いも見物だが、大谷がどこまで打撃成績を伸ばせるかも注目だ。

◇例外規定での首位打者
 野球規則には規定打席の例外規定があり、規定打席に満たない場合は不足分の打席を凡打として加算し、算出された打率が規定打席到達者の打率1位を上回れば、規定打席未到達でも首位打者と認定される。大リーグ、日本の2軍ではこの例外規定適用での首位打者が誕生しているが、1軍のセ・パ両リーグではいまだに例がない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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