ヤンキースの核は田中将大!? 米メディアが存在感の大きさを検証

先発25試合でチームは18勝7敗と大きく勝ち越し

 記事によれば、今季田中が先発した25試合で、ヤンキースは18勝7敗と大きく勝ち越している。10勝ながら勝ち星、防御率(3.24)、9回あたりの与四球数(1.51)、被打率(.234)はチームトップ。野球選手を総合評価するスタッツWARは3.6で、チーム内の誰よりも高く、9回あたりに許した本塁打数は0.89で、メジャー移籍後最も低い値になっているそうだ。

 メジャー1年目の2014年には右ひじ靱帯の損傷が見つかり、靱帯再建手術の代わりにPRP療法を受けて戦列復帰。右ひじには時限爆弾を抱えていると言われることもあるが、もし今季ヤンキースに田中がいなかったら、どうなっていたか。記事では、田中が投げた25試合が勝率5割だった場合を検証。この計算式を21日現在の勝敗に当てはめると、57勝65敗と大きく負け越している計算になる。

 先発ローテの一角を担っていたイオバルディが右ひじ靱帯再建手術を受け、今季絶望となった今、プレーオフ進出を目指すためにも、また来季以降のチームにつなぐ意味でも、田中将大はヤンキース全体にとって、大事な核となる人物であると言えそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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