終盤の猛攻で久々の快勝 SB工藤監督 「みんなをほぐしてくれる1勝」

粘りを見せた先発・中田には「思いがボールに伝わった」

 先発の中田は、お立ち台で6個の四球について反省の言葉を語ったが、「四球は1イニングに1つだし、低めに集めて併殺も取れたからね」と工藤監督。そのうえで「しっかりやらなきゃという思いがボールに伝わっていた。自分がやるべきことをやってくれたのは非常に大きい」と、ベテランの粘りの投球に合格点を与えた。

 工藤監督は、この日の勝利について「みんなが硬くなったところをほぐしてくれる1勝になってくれればと思う」と語った。マイナス0.5ゲーム差で首位をキープ。日本ハムとの“鼻の差レース”は今後も続いていくだろうが、8月4日以来16試合ぶりの2ケタ安打、そして2本の本塁打が出たことで、ソフトバンクにとっては『何かが変わる1勝』となるかもしれない。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY