ホークス首位奪還、DeNA初回8安打6得点、広島M16、西武菊池初10勝…26日プロ野球

G内海1回6失点KO、ヤクルト鵜久森グランドスラム、楽天今江1500安打

 プロ野球は26日、各地で6試合が行われた。

 セ・リーグでは首位・広島が最下位・中日に3-2で逆転勝ち。3連勝で2位・巨人も敗れたため、優勝マジックを16とした。1点を追う8回、2死一、三塁から鈴木の適時内野安打で同点に追いつき、9回は1死満塁から菊池が決勝適時打を放った。前夜の巨人戦の9回に同点打を放った2番打者が、またも勝負強い打撃を見せた。先発の野村は6回のバント処理で右足を痛めて負傷降板したが、一岡、今村、ジャクソン、中崎が無失点リレーを見せた。中日は広島を上回る10安打を放ったものの、3連敗を喫した。

 2位・巨人はDeNAに5-11で大敗。先発の内海が今季ワースト6失点で、プロ最短1回KO。打線は阿部の2発など4本塁打を放ったが、得点は本塁打のみだった。DeNAは連敗を4でストップ。初回に8安打6得点を挙げるなど16安打。7月29日広島戦以来、今季7度目の2桁11得点を挙げた。

 ヤクルトは5-3で逃げ切り勝ちし3連勝。3回、鵜久森がプロ初の4号満塁弾。4回にも適時打を放ち5打点の大活躍を見せた。デイビーズは5回3失点で3勝目。阪神は4連勝でストップ。3位・DeNAと1.5ゲーム差となった。

 パ・リーグではソフトバンクがロッテに11-3で大勝。首位・日本ハムが敗れたため、マイナス0.5ゲーム差で一夜で首位奪還した。柳田が初回に先制15号ソロを放つなど2安打4打点の大暴れ。14安打で11点を挙げた。先発の和田はデスパイネに2発を浴びたものの、8回2失点。リーグ単独トップの14勝目を挙げた。ロッテは石川が3回8失点と炎上し、5敗目を喫した。

 日本ハムは西武に1-7で大敗し、一夜で首位陥落した。先発の有原が初回に中村に3ランを浴びるなど4回で今季ワースト6失点。7月の月間MVPに輝いた右腕は5登板勝ちなし。自身4連敗で7敗目を喫した。「3番・DH」でスタメン予定だった大谷翔平は試合開始前に体調不良を訴えてスタメンを外れた。打線は4安打1点と元気がなかった。マイナス0.5ゲーム差で2位陥落した。西武は中村が15号3ラン、16号ソロを放ち4打点。先発の菊池は6回途中3安打1失点。左足裏のマメで降板したが、プロ7年目で初の2桁10勝目(5敗)を挙げた。

 楽天はオリック スに4-3で競り勝ちし、2連勝。先発の安楽は7回途中3失点と試合を作り、1点差の7回にウィーラーが同点打。同点の8回、ペゲーロが決勝2号ソロを放った。また、33歳の誕生日だった今江は6回1死一塁の右前安打で史上122人目の通算1500安打を達成。オリックスは3連敗。楽天の10安打を上回る11安打を放ったものの、あと1点が遠かった。

【セ・リーグ】
◇中日 2-3 広島(ナゴヤドーム)
勝 ジャクソン(5勝4敗)
敗 田島(3勝2敗)
S 中崎(27セーブ)
HR【広】丸16号、【中】近藤2号

◇DeNA 11-5 巨人(横浜)
勝 石田(8勝4敗)
敗 内海(7勝5敗)
HR【巨】阿部11、12号、坂本19号、ギャレット21号

◇阪神 3-5 ヤクルト(甲子園)
勝 デイビーズ(3勝3敗)
敗 岩嵜(3勝5敗)
S 秋吉(13セーブ)
HR【ヤ】鵜久森4号

【パ・リーグ】
◇ソフトバンク 11-3 ロッテ(ヤフオクドーム)
勝 和田(14勝4敗)
敗 石川(12勝5敗)
HR【ソ】柳田15号、江川2号、【ロ】デスパイネ21、22号

◇西武 7-1 日本ハム(大宮)
勝 菊池(10勝5敗)
敗 有原(10勝7敗)
HR【西】中村15、16号

◇楽天 4-3 オリックス(コボスタ宮城)
勝 ミコライオ(5勝1敗)
敗 海田(0勝2敗)
S 松井裕(27セーブ)
HR【楽】アマダー6号、ペゲーロ2号、【オ】ボグセビック3号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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