【U-18アジア選手権】日本の強敵!? “台湾の大谷翔平”は本家・大谷に憧れ「不思議な存在です…」

記者会見では、甲子園優勝投手・今井に記念撮影を申し込む一幕も

 U-18アジア選手権に出場するのは、2年前の第10回大会に続き2度目。昨年日本で開催された第27回U-18ワールドカップにもチャイニーズ・タイペイ代表として出場した。そんな経験豊富な18歳だが、29日に行われた記者会見では、日本代表の今井達也を見つけると、照れくさそうに一緒に記念撮影を申し込む一面も。「甲子園は台湾でも有名な大会。そこで優勝したエースと写真を撮れるなんて光栄です」と、一足先にプロ入りを決めている台湾の若手有望株は、はにかむように笑った。

 “台湾の大谷翔平”と呼ばれるだけあり、目標とする野球選手は日本ハムの大谷だ。大谷の印象を聞かれた陳は「不思議な存在」と表現した。

「アジアの選手で160キロ以上で投げられるなんて考えられない。しかもホームランも打てて、素晴らしい投手だから、不思議な存在なんです」

 たくさんの日本報道陣に囲まれ、最初は「こんなに囲まれるなんてプレッシャーですね」と緊張した様子だったが、今大会で最大のライバルはどのチームか質問されると、自分を囲む日本報道陣を見回しながら「それは日本ですよ(笑)」とリップサービスする大物ぶりも発揮。「優勝を目標に一生懸命、頑張ります」と意気込んだ“台湾の二刀流選手”がどんな活躍を見せるのか。日本戦に限らず追ってみるのも面白いかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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