オリックスが球団創設80周年の復刻イベント開催へ 球団が秘める思いとは

見つからなかった「問題ないね。」のカセットテープは…

「このイベントを実施するにあたり、たくさんのファンの方の声が後押しをしてくれました。そして、球団の歴史を尊重する80周年の企画をどのようにするのかを考えていました。結論として、スタート時点から球団創設80周年を謳ってシーズンを戦うよりも、記念すべきシーズンが終盤を迎えるこの時期にこそ長い歴史を築くことができたことへの感謝の気持ちを込めて、京セラドーム大阪とほっともっとフィールド神戸の両球場で開催できる形を取りました」

 球場には復刻ユニフォームや、過去に活躍した選手のパネルが飾られる。また、秋元康作詞・タケカワユキヒデ作曲の子どもたちが歌う球団歌「問題ないね。」や、円広志が歌う「青い稲妻」が試合中に流れる予定だ。

 一般に販売されていなかった「問題ないね。」のカセットテープは、いろいろなところを探しても見つからず、もうだめかと諦めていたところ、ファンの社員が持っていたという裏話も。

 また、ユニフォームやキャップは初代阪急モデルや、3年連続日本一に輝いた時に着用していたモデル、イベント当日に着用するオリックス・ブレーブスとして唯一のモデルなど、歴史の変遷の中で象徴的なタイミングをピックアップしたという全8種類が販売される。

 9月4日(日)の試合中継の解説には、山田久志氏、福本豊氏のダブル解説が予定されており、歴史を振り返る中継も楽しめそうだ。 

【了】

篠崎有理枝●文 text by Yurie Shinozaki

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