優勝決定は10日に持ち越し 注目の対決は巨人マイコラス、広島黒田が先発

すでにチケット完売、広島・黒田は巨人戦3連敗中、V決定導けるか

 25年ぶりの歓喜までマジック1に迫っている広島の優勝は10日以降に持ち越された。巨人が9日、敵地でヤクルトに勝利し、試合がなかった広島の優勝を阻止。10日は巨人と広島が東京ドームで直接対決する。広島は試合に備えて都内のホテルに滞在。たとえ、この日優勝しても緒方監督の胴上げをする予定はなかった。早ければ10日の東京ドームで宙を舞うことになる。ファンもその瞬間を待っている。

 10日の一戦はすでに予告先発が発表され、巨人はマイルズ・マイコラス投手、広島は黒田博樹投手と好投手対決が実現する。マイコラスは今季、広島戦に2試合に登板し、勝敗つかず。防御率は2.77。黒田は4試合で1勝3敗、防御率5.26と分が悪い。巨人戦では4月2日に完封勝利を挙げて以来、3連敗を喫している。

 一方、広島打線はマイコラスに対して菊池が6打数3安打と打率5割。安部が6打数4安打で6割6分7厘とよく打っている。巨人打線は黒田に対して最近4試合スタメン落ちしている坂本が11打数6安打、打率5割4分5厘。橋本到が6打数3安打で5割。好調の村田が12打数5安打、4割1分7厘と相性が良く、ベテラン右腕に襲いかかる。

 すでに東京ドームのチケットは完売。広島が25年ぶり優勝を決めるのか、それとも2日続けて優勝を阻止している巨人が2連戦を2連勝し、目の前での胴上げを阻止するか。注目の一戦となる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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