巨人・大竹寛が古巣Vを阻む投球 チームのために腕を振る

「今日はなんとしても勝ちたいと思った」

 巨人・大竹寛投手が9日のヤクルト戦(神宮)で7回4安打1失点で6勝目を挙げた。2013年まで在籍していた古巣・広島の“移動日優勝”を阻止した。

 大竹は8月27日のDeNA戦(横浜)で5回途中6失点。9月3日の中日戦(東京ドーム)でも4回途中4失点と散々な内容。チームの足を大きく引っ張った。「前の2試合はふがいない試合だった。今日はなんとしても勝ちたいと思いました」とお立ち台で話した。

 初回から長野、村田の本塁打などで味方が4得点。亀井にも復帰本塁打が出て、3本の援護弾があった。「心強かったですけど、自分のやることはしっかりやろうと思いました。1イニング1イニング必死でした」と振り返った。

 チームは4連勝。2夜続けて広島の優勝を先延ばしに。「勝ちで(次戦に)つなげたことはよかったです」。FAで去った古巣が優勝に迫るという状況での登板だったが、大竹寛は左翼席に多く集まった巨人ファンのために腕を振った。「多くの声援ありがとうございました。次も勝利に貢献できるように頑張ります」と最後は声を張り上げた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY