巨人・広島のV阻止、日ハム首位再浮上、西武・菊池9連勝で11勝目…9日プロ野球

ハム中田3年連続100打点、オリックス吉田正は決勝弾

 プロ野球は9日、各地で4試合が行われた。

 セ・リーグでは2位の巨人がヤクルトに勝利し今季6度目の4連勝。広島の優勝決定を阻止した。先発の大竹寛が7回4安打1失点で6勝目。打線は初回に長野が自身今季2本目の先頭打者初球本塁打。入団から7年連続の2桁本塁打をマークした。村田も19号3ランを放ち、初回に一挙4得点。4回には亀井の3号ソロで加点した。ヤクルトはバレンティンが6、9回と2打席連続弾を放ったが、その2点止まり。3位・DeNAと3.5ゲーム差となった。

 パ・リーグでは日本ハムが楽天に快勝。首位・ソフトバンクが敗れたため、8月25日以来15日ぶりに首位浮上した。初回に田中賢の先制打、レアードの左前2点打など一挙4得点。3点差の7回に大谷が野手出場2試合ぶりの右前適時打。9回には中田の24号3ランでダメ押した。中田は15年に並ぶ自己最多タイのシーズン102打点。3年連続で100打点に到達した。先発の増井は粘りの投球で7回10奪三振、7安打1失点。自身4連勝で7勝目(3敗)をつかんだ。9回は先発から抑え転向2戦目となった吉川が無失点に抑えた。

 ソフトバンクはオリックスに3-4で競り負け2連敗。8月25日以来の首位陥落となった。先発の東浜が初回に中島に5号3ランを被弾。打線は2回に中村晃の適時二塁打、明石の適時打で1点差に迫り、7回に今宮の適時打で同点に追いついた。しかし、2番手・森福が8回にオリックスのドラフト1位吉田正に勝ち越しソロを浴びた。吉田正はプロ初の2試合連発をマーク。前夜は同点6号2ランを放っており、2戦連続の殊勲弾となった。ソフトバンク4連戦(ヤフオクドーム2試合、京セラドーム2試合)で3勝1敗と勝ち越した。

 西武はロッテに8-1で大勝。先発の菊池は6安打1失点で今季初の完投勝利。5月18日のロッテ戦(QVCマリン)から自身9連勝で、自己最多を更新する11勝目(5敗)を挙げた。打線は2回に山川の自身初の2桁本塁打となる10号2ランで先制。5回は浅村の適時打、中村の適時二塁打、森の2点打で5安打4得点を挙げた。ロッテは先発の関谷が5回途中6失点で5敗目を喫した。

【セ・リーグ】
ヤクルト 2-5 巨人(神宮)
勝 大竹寛(6勝4敗)
敗 デイビーズ(4勝4敗)
HR【巨】長野10号、村田19号、亀井3号、【ヤ】バレンティン27、28号

【パ・リーグ】
楽天 2-8 日本ハム(コボスタ宮城)
勝 増井(7勝3敗)
敗 則本(10勝9敗)
HR【日】中田24号、【楽】ペレス3号、ウィーラー25号

オリックス 4-3 ソフトバンク(京セラドーム)
勝 佐藤達(1勝4敗)
敗 森福(1勝1敗)
S 平野(28セーブ)
HR【オ】中島5号、吉田正7号

西武 8-1 ロッテ(西武プリンスドーム)
勝 菊池(11勝5敗)
敗 関谷(5勝5敗)
HR【西】山川10号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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