イチロー代打押し出し死球で1打点 マーリンズはドジャースに4-1で勝利

快音響かずも身を挺した1打点で勝利に貢献

 マーリンズのイチロー外野手は9日(日本時間10日)、本拠地でのドジャース戦に代打出場し、右上腕に死球を受けた。満塁の絶好機だったため、今季3つ目の死球で押し出しとなり、打点1を記録した。ドジャース左腕カーショーとマーリンズ右腕フェルナンデスのエース対決となった試合は、4-1でマーリンズが勝利。2連勝を飾った。

 この日はドジャース先発が左腕カーショーだったため、マーリンズは右打者を積極起用。イチローは2試合ぶりにベンチスタートとなった。だが、3点リードの5回2死満塁の好機に代打出場。出番が回ってきたのは、3-0の5回2死満塁の絶好機。イチローはドジャース5番手フィールズと対戦。カウント1-2からの4球目だった。時速95マイル(約153キロ)の速球が右上腕に当たる死球となった。これが押し出し死球となり、マーリンズは1点を追加した。

 そのまま左翼の守備に就いたイチローは、4-0で迎えた8回先頭で第2打席を迎える。ドジャース8番手のリベラトーレと対戦。カウント1-2から4球目を振ったが、二塁フライに倒れた。1打数無安打1死球で1打点。打率は.297となった。メジャー通算安打は3021本、歴代25位ルー・ブロックの3023本まで「2」のままとなった。

 また、5回にイチローに当たった死球が跳ね、球審にも当たるアクシデント発生。そのまま球審は負傷退場したため、二塁塁審が球審に回り、二塁塁審が不在となるハプニングにつながった。 

 10日(同11日)のドジャース先発は左腕ヒルのため、イチローはベンチスタートの可能性が濃厚だが、11日(同12日)には前田健太投手が先発予定で、イチローとの直接対決が期待される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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